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子スズメと母鳥のおはなし [鳥のおはなし]

6月下旬、友達のNさんがご自宅の前の側溝に落ちていた子スズメを見つけました。
側溝の鉄板を外して30分かけて助け出してくれました。
子スズメをお庭に置いてあげたら、無事に母鳥がお迎えにきたそうです。

その二日後、Nさんは、ご自宅から100Mほど離れた場所でぺちゃんこに
なっていた子スズメを見つけました。

あの時に助けた子だろうか?
こんなふうになってしまうんだったら保護してあげたほうがよかったのかな?

Nさんは大変心を痛めていました。

私は、「私もきっとNさんと同じように母鳥に返してあげたよ。
それがベストだったと思う。」とお伝えしました。

私のほうから子スズメと母鳥とお話をさせてくださいとお願いをしました。

これからご紹介するのはそのおはなしです。

☆子スズメとのおはなしです。


young_sparrow / get_together

写真はすべてイメージです。


子スズメの言葉には「子」、私の言葉には「私」と頭文字に記してあります。

子「側溝にいた子だよ。僕だよ。」

私「亡くなっていたのと同じ子?」

子「お母さん(母鳥)に助けてもらったけど、うまく道路を渡れなくて死んでしまった。
  お母さんがこっちにおいでって呼んだんだけど、飛ぶタイミングとかうまくいかなかった。
  (少しだけど羽ばたけたようです。)
  車のほうが速かったんだね。
  あっという間だったから苦しくなかったよ。
  お母さんはもう次の子育てに専念してる。」

私「助けてくれた方が、助けようと思って側溝を網で追いまわして
  怖い思いをさせてごめんねって。」

子「そのことはあまり気にしていないよ。
  少し力を出せば飛び上がったり出来たと思う。
  お母さんのもとにすぐ返してくれてよかった。
  あそこで死んでしまったけど、あれは運だったし、
  今の時代の野鳥なら誰でもありうることなんだ。
  そうやって生き残っていかないと、もっと先には危険があるし
  成鳥になれる確率は本当に低いんだ。
  それでも僕達は生きていくし、そのことを誇りに思っているんだ。
  死んでしまうこともあるってわかってるよ。
  
  また次に生まれ変わったときは、人は優しいってわかったから
  もっと人と関われる動物でもいいよね。
  助けてくれた気持ちは忘れないし、人と関わるからこそわかる
  学びもあるんだよね。

  人と関わろうと思った動物は、きっかけは野生のときに助けてもらった
  からじゃないのかな。

  その時々の生き方を尊重してくれてありがとう。

  助けたい心、助けようとしてくれる心。
  きっと無駄ではないんだよ。僕たちは感じているし。

  ただ、今の生き方には野生に返してくれてよかった。
  それでよかったんだ。

  僕は精一杯生きたんだよ。
  卵から孵って、ごはんをもらえて、巣立ちの手前までいけた。
  僕のきょうだいはカラスに食べられてしまうのもいるし、
  卵から孵れない子もいる。
  生き抜くってそういうことなんだよ。
  そうして自然の中で生きていくことを学び、それを見た人々の
  心に何かが残ってくれるのも学び。
  学びをいつも共有しあっているんだ。
  野生で人と直接関わっていなくてもね。

  心がふれあえるのはうれしいことだよ。
  短い命だったけど、僕は後悔はない。
  また、どこかで会おうね!
  助けてくれた人によろしくね!」

私「どうもありがとう!」


☆母鳥とのおはなしです。


Eurasian Tree Sparrow (Passer montanus malaccensis) / Lip Kee


母「私たちは産まれてこない子、大きく育たない子は諦めて先に進むの。
  (これは自然界の野鳥の生き方としてです。)

  数多く育てることはできないし、その中の強い子だけが巣立っていくの。
  成功率は低いし、その中で私も生き残って母鳥になれたの。

  自然のおきては厳しい。
  でも、とても広くあたたかいものがある。
  生きる、という根本。シンプルなものが。

  日々を生きる糧を得て、分かち合って眠る。
  朝日と共に動き、命が尽きたら死ぬ。
  その生産的な生き方が自然界をまわしている。

  お互いに影響しあって生きている子育てというのは、
  今生きていることを大切にと、知らせることだと思うわ。

  私はあの子が死んでしまう瞬間まで大切にしてきたし、
  生きるための厳しさのために自分の足で歩かせた。
  そうしないと外では生きてはいけない。
  私たちはいずれは別れ別れになるし、若鳥の群れの中で
  自分を鍛えていかなくてはならないのよ。

  すごく凝縮した生き方だけど、どんなことがあっても
  いつ死ぬかもわからないから、今だけを見て生きているの。

  明日、次の瞬間、生きていられるかがわからないのが私たちの人生。

  恋の歌を唄い、家族をもって、命の限り生きて、死ぬ。
  
  小さな魂の中にそれがぎゅっと入っているの。

  だから心配しなくてもいいのよ。
  野鳥を選んで生まれてくるというのは、そういうことなの。
  人と生き方の違いはあってもわかりあえると思う。
  人生の長さに違いがあっても、私たちは生きている同じ命だから。
  そうでしょう?」

私「そうだと思う。ありがとう。」

母「あの子は幸せだったわ。心配しないで。
  私ももう、次の子のために生きているし。
  前を向いていってね。
  それがあの子のためになるの。
  自然とはそういうものよ。
  生きる命をつなげていくこと。
  私はそのために生きているの。」

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Sparrow / Linda N.


通常、巣立ったあとも雛はこうやって茂みに隠れて
親鳥から餌をもらいながら、餌のとり方、飛び方を習って
ひとり立ちします。

子スズメと母鳥のおはなしをNさんにお伝えしました。

Nさんはこのメッセージを深く大切に受け止めてくださいました。
Nさんからいただいた言葉のひとつをご紹介させてください。

「私もこの子とおかあさんスズメに出会えてよかった。
お互いの立場や生き方を尊重しながら、人と野の生き物達が
交流できたら素敵ですね。
必要以上の手を出さず、生まれてきた目的を全うするため
頑張っている 命をただ応援する・・・
子スズメとおかあさんにお話を聞いてくださって 本当に
どうもありがとうございました。
野鳥はじめ、昆虫や野に生きるものたちと接する視点が少し変りました。
(いえ、「変る」じゃなくて「分かる」ですね) 」

私も子スズメと母鳥でおはなしできて、本当によかったです。
Nさん、どうもありがとうございました。

私が以前、友達のしずみんさんと子スズメを保護した記録です。
野鳥の雛とであったときに役立つサイトをご紹介しています。
よかったら読んでみてください。
(「るんば」は私のハンドルネームです。)

☆スズメの保護体験談

↑リンクをさせていただいた「すずめっ子クラブさま」が野鳥の保護について補足をしてくださいました。
ご覧になってみてください。
すずめっ子クラブさま、どうもありがとうございます。

そして、子スズメとのことからほどなくして、

友達のアニマルコミュニケーターの佐竹一葉さん

からセグロセキレイの雛を保護したというご相談がありました。


佐竹さんがSoppieちゃんとの感動的なエピソードを記事にしてくださっています。

記事を読ませていただいて胸がいっぱいになりました。

佐竹さん、どうもありがとうございます。


☆a few days for me & Soppie 1
☆a few days for me & Soppie 2

☆a few days for me & Soppie 3
☆a few days for me & Soppie "never end."

Soppieちゃんと子スズメがお伝えしてくれました。

巣から落ちてしまったり、巣立ってもカラスに襲われたり
事故で亡くなったり、成鳥になれる確率はとても低いということ。

それでもこの命を選んで産まれてきたことに誇りを持っている、と
彼らは話してくれました。

空を見上げて野鳥たちに会えたら、彼らの言葉を思い出して
あげてください。

そして、同じ大地に一緒に生きている仲間の勇気を応援して
あげてくださいね。



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